隙間時間にできる「文字起こし」
文字起こしのバイト内容
近年さまざまな働き方があり、中でも自宅で気軽に取り組める在宅ワークはとても魅力的ですよね。
そんな在宅ワークの中でも、ちょっとした隙間時間を使って手軽に出来るバイトが「文字起こし」です。
文字起こしは名前の通り文字に起こすバイトですが、主に会議や打ち合わせといった言葉で交わした内容を文字でまとめるのが仕事になります。
頻繁に打ち合わせを行う会社などが議事録として、また文字にして内容を整理するために文字起こし専門の会社へ依頼する場合が多く、その会社から案件を振ってもらう形で在宅バイトを行います。
基本的には会議や打ち合わせの音声データをもらい、その音声を聞きながらテキストファイル等を使って文字に起こします。
文字に起こすといってもいくつか種類があり、それぞれで作業単価も異なります。
「あー」や「まあ」など先頭についた余計な部分もまとめてそのまま文字に起こす「素起こし」、余計な部分は省いて記載する「ケバ取り」、言い回しや表現を整えて、音声データよりも内容を分かりやすくする「整文」の3種類が主な種類です。
この中でも整文が特に難しい作業とされており、ただ文字を起こすだけではなく分かりやすい文章を作成できるライター的な能力も必要になります。
文字起こしのバイトを始めてよかったこと
文字起こしのバイトを行うと、タイピング力が大きく成長します。
タイピングといえば、パソコンを扱う際には欠かせない作業ですよね。
調べごとをするにしても、資料作成を行うにしても、タイピングが速ければ速いほど作業効率は向上します。
文字起こしは聞こえた音声をそのまま文字に起こすため、聞こえた音声をすぐさまタイピングで文字に変換する必要があります。
もちろん慣れないうちは何度も音声を巻き戻して同じところを聞きながらタイピングをすることになりますが、慣れてくると通常スピードの簡単な会話であれば、一度聞くだけで即座に文字に起こせるようになります。
タイピングが速いとパソコンを扱うさまざまな場面で有利になるため、文字起こしのバイトを始めてタイピング力を自然と身につけられるのは大きなメリットです。
文字起こしバイトの報酬
文字起こしバイトの報酬は会社によっても形式が異なり、主に文字単価と時間単価に分けられます。
文字単価の場合は起こした文字数によって単価が決まり、一般的に1文字あたり0.3円~1円が相場となっています。
時間単価の場合は、その音声データの時間によって単価が決まり、1分60円~100円が相場です。
つまり時間単価の場合、60分の会議の音声を1分60円の単価で文字起こしすれば、3600円の収入になるわけです。
専門的な用語が飛び交う会議音声の場合などは、1分あたりの単価が200円近くになるなど、難易度に応じて単価が変動する場合もあります。